「飯塚商店」閉店のお知らせ

いつも飯塚商店を応援してくださっている皆さんへ。
店主の飯塚さんから、大切なお知らせです。


〈閉店のご挨拶〉

平素は格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。

このたび、長年にわたり皆様にご愛顧いただいてまいりました飯塚商店は、誠に勝手ながら本年8月末日をもちまして閉店させていただくこととなりました。

本来であれば、これからも地域の皆様のお役に立てるよう営業を続けていきたいと願っておりましたが、店主の体調不良により、やむを得ずこのような決断をいたしました。

熟慮を重ねた末の、苦渋の選択であることをどうかご理解いただければ幸いです。

なお、ご注文は8月末まで承っております。これまでと変わらず、精一杯の真心を込めてお応えいたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

創業以来、幾年にもわたりご贔屓を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。皆様の温かいご支援と励ましに支えられ、今日まで商いを続けてこられましたことは、私どもにとってかけがえのない宝でございます。

皆様の今後のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、閉店のご挨拶とさせていただきます。

敬具


令和7年 7月吉日
飯塚商店
店主 飯塚一智

※上記の文章は飯塚さんにいただいたものを掲載しております。残り期間の注文は飯塚商店へ直接お願いしたいと思いますが、既に混み合っている可能性があり、対応できかねる場合があります。ご了承くださると幸いです。

https://www.instagram.com/iidukashoten/





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なお、つながる米屋コメタクの活動の一環で作り、運営してきた飯塚商店の奥のイベントスペースも閉じる予定となっております。後日片付け日をストーリー等で公開し、食器など欲しい方を募集するかもしれません。
(Instagramはこちらです)


イベントスペース「内野暮らし研究所」が始まった2016年から今年で10年。多くの大学生や旅人、新潟県内・近所の方々にお世話になりました。ここでのイベントや活動からつながったご縁も数えきれないほどあります。まだ振り返るのは早いですが、現役の老舗米屋の一角で、若者たちがごはんを炊いたりトークをしたり作業をしたり味噌を仕込んだりしていたこの場所は、経済システムからはこぼれ落ちてしまうような何か大切なものを積み上げていたように思います。でも、そんな場の運営も、飯塚商店あってのもの。飯塚さんが店を開け続け、会話をし続けていたから成り立っていました。

これからはこの場はなくなってしまいますが、ここで積み上げたものはまた違った形で内野の活動に生かされていくと思います。

稲作・米販売の実状もずいぶん変わってきましたが、お米の質や産地や使い方について幅広く細やかに紹介できる人の存在は今もこれからもとても貴重だと思います。飯塚さんがそんな会話を小さくともどこかで続けていけたらいいなあと密かに思っています。

改めてこれまで、本当にありがとうございました。

つながる米屋コメタク

「私たちの豊かさとは何か」という問いに対して、 「米を炊くこと」という仮説を立てて、 米を炊いています。 暮らしの中に「好き」と「隙」を増やしていきたいです。

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