2月3日の食卓

大寒波のニュースを九州から眺めています。

こちらも冷えてはいますが、やはり北日本に比べると柔らかな冬です。

強い寒波の中にいる皆さん、どうぞ無理せずお過ごしください。

北の方に思いを馳せながらも、

本土最南端の町「南大隅町(鹿児島県)」で食卓を囲んできました。

水の美しい栗之脇集落で、集落内外から集まった皆さんとわいわいと。

2月3日の食卓は、

・きやまさんのゆずみそ(お裾分けで貰ったそうです)

・鰹ふりかけ(鹿児島と言えば鰹節ということで)

・たまごやき(朝の定番だそう!)

・目玉焼き(フライパンごとやってきました)

・大根おろしオレンジポン酢(ご飯に合いました!さっぱり!)

・寒干しだいこん(この時期、鹿児島では至る所で大根を干してますね~)

・小松菜の胡麻和え(白ごまが大好きだそうですっ)

・マルカク醸造所のシソの実の味噌漬け(ガツンとご飯の進みます。新潟から)

・同じくマルカクさんのスイカの味噌漬け(しょっぱさが好評でした!)

・たまごやき(久々に手作りしてきてくださいました!)

・納豆(大根とネギが一緒に和えてありました。美味しいー)

・大根の漬物(止まらなくなる美味しさ)

・オムレツ風(野菜たっぷりで彩りも美しかったです)

・きんかん(かき氷のカップに入っていたのが素敵でした)

・筑前煮(たまたまつくったそうです!)

・じゃことピーナツの和え物(おばあちゃんの手作りだそうです)

・らっきょ(ちょうどよい漬かり具合でした)

・栗の渋皮煮(食後に最高でした)

最終的に18人くらいの会になり、おかずもたくさん!

そして、お味噌汁は里芋としめじとネギと豆腐と麦みそ。

どんな方が来て下さるかな~と思いながら準備を進めていました。

南大隅町地域おこし協力隊の有木円美さん(栗之脇在住)が中心となっていろんな方に声を掛けてくださり、

蓋を開けて見れば80代から高校生まで集まる会となりました。

「どんな会じゃろかい?」と思いながら会場に来た方も、

円美さんを見つけて話しているうちに表情も空気も朗らかになっていったのが印象的です。

自然と相手を朗らかにさせてしまう人っていますよね。良い光景を見たな~。

朝ごはん会で食べたお米は、円美さんが集落のみなさんと一緒に作ったアキホナミ。

粒が大き目で食べごたえはあるけれど、味はあっさりとしていて朝にもぴったりでした。

さらに、そのお米を、凍る直前(氷温帯)で約40日間熟成させた特別なお米も頂きました。

何と貴重な朝。みんなで正直な感想を伝え合う時間も良い物でした。

円美さんのお米づくりを支えている皆さんは、お米のことを「お米さま」と呼んでらっしゃいます。

つくり手だからこそ生まれた愛称なのかもしれないなあと思います。

お米さま、有難くも愛らしい響きですよね。

いつもと比べると大人数での食卓でしたが、

不思議と誰が何を持ってきて、どんな話をしたか、どんな味だったか、というのをよく覚えています。

それぞれが何かを持ち寄ってその日だけの食卓をつくる「〇月〇日の食卓」らしい時間を過ごすことができました。

新潟の内野町以外で開く「〇月〇日の食卓」は、その土地で暮らす(もしくは愛着がある)人と一緒に開きます。

今回は特に、その土地に暮らす人と一緒にやる楽しさを感じた食卓でした。

良い食、良い人、良いお米さまに出会えた朝。ありがとうございましたー!また行きまーす!

(吉野)

つながる米屋コメタク

「私たちの豊かさとは何か」という問いに対して、 「米を炊くこと」という仮説を立てて、 米を炊いています。 暮らしの中に「好き」と「隙」を増やしていきたいです。

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